クレジットカードでANAマイルを貯める最低条件や注意点
ANAに限らず、航空会社のマイル(マイレージ)を貯めるという時に、おすすめされるのが「クレジットカードで貯める」という方法。確かに、現金で購入するよりもクレジットカードで購入してポイントをためてマイルに交換するという方法は魅力的ですしお得です。
その一方で、すでにクレジットカードを使っている人が「マイルのためにクレジットカードを変える(ANAカードにする)」というのが有効かどうかは話が別です。
クレジットカードを使ってマイルを貯めるというのであればいくつかの最低条件をクリアしておく必要があります。
1)最低交換マイルに達することができるか?
すでにフライトマイルなどを貯めており、クレジットカードによるマイル集めはサブであるというのであれば問題にはなりませんが、クレジットカード中心でマイルを貯めようと考えている方には大きな問題となります。
仮に利用金額の1%のマイルが貯まるとして、クレジットカードのポイント有効期限が2年、ANAマイルの有効期限が3年とすると最長でも5年以内にマイルを特典航空券に交換できるくらい貯める必要があります。
参考:ANAのマイルの有効期限を最大無期限に伸ばす方法とは?
仮に2万マイルを貯めたいと考えるとしましょう。5年だと年あたり4000マイルが必要になります。これを1%で割ると、年間に40万円(月に3.33万円)という金額になります。
生活費等を普通にクレジットカード払いにすればこのくらいの金額は達するでしょうが、カードの利用額が小さいという方にとっては厳しい水準になるかもしれません。
また、上記の水準は「最低水準」です。特典航空券での予約なども考えると余裕をもった予約ができることが望ましいため、本来であればもっと早く貯め切る必要があります。
2)高還元率のマイルを貯めるクレジットカードは「マイル交換手数料」がかかる
これは意外と重要です。
たとえば、100円の利用辺り1マイルを貯めることができるANAカード(クレジットカード)は、クレジットカードのポイントをマイルに交換する時に「手数料」が必要になります。ANAJCBカードの場合は年5000円、ANAVisaカードの場合は年6000円の手数料が、クレジットカードの年会費とは「別」にかかります(マイル交換をする年だけ)。
クレジットカードのポイントは2年有効なので、2年ごとにマイル交換をするとしても2500~3000円のマイル交換手数料が発生するわけです。
このコスト分も考える必要があるので、年間に数十万円程度の利用であれば手数料を考えるともったいないかもしれません。
なお、還元率は0.9%になりますが、「ANAソラチカカード(JCB)」であればメトロポイント経由にすることでマイル交換手数料をゼロにすることができます。
2016年現在だとこのクレジットカードが一番お勧めです!
本当にクレジットカードでマイルにする必要ある?
こちらはそもそも論になります。
クレジットカードの利用では、マイル以外にもポイントが貯まります。
「ポイント還元率が高いクレジットカード比較」などで専門的に比較されていますが、年会費無料のクレジットカードでも1%程度のポイント還元(100円利用で1円相当)が行われています。
マイルの価値をどう判断するかにもよりますが、マイルを貯め切れないくらいの利用しかないのであれば素直に使い勝手のよいポイントで貯めて使う方がお得になる可能性だってありますよ。
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